該当データ 8 件
- 滑舌【かつぜつ】[役者]
- セリフをハッキリしゃべること。
何言ってんだか分んない人を「滑舌が悪い」という。役者として致命的。
「アエイウエオアオ」や「あいうえお、いうえおあ、うえおあい」などが基本的な滑舌を良くする為の練習方法。
その他、「外郎売（ういろううり）」や「あいうえおの歌」を取り入れている人も多い。
[滑舌の悪い役者と話していてありがちな事]
セリフが聞き取れなくて何度もやり直しをさせられ、しまいには怒った役者が「俺はそんなに滑舌悪くない！」と言った言葉に「え？」と聞き返してしまう。
いや、駄目じゃん！っていうね（笑） - 3枚目【さんまいめ】[役者]
- 滑稽で面白い道化役。またはそういうタイプの人を指す。
上方歌舞伎の8枚看板で1枚目は主役、2枚目が美男子、3枚目に道化役の名前を書いたことが由来。
普段ふざけた演技をしている3枚目の役者が急に真剣な演技を見せると、お客はキュンとくる。
3枚目は常にギャップに活路を見出そうとするが、2枚目が急にお茶目な演技をするとお客はドキュンとくる。
結局、美味しいところは2枚目が持っていく。
3枚目はそういう運命も含めて3枚目。 - 主役【しゅやく】[役者]
- ストーリーはこの人を中心に進んでいく。
基本的に役者はこのポジションを目指して日々精進するが、なったらなったで面倒くさい。
主役をやる役者に演技力が無いと、脇役が”美味しい所”を攫って終了してしまうこともある。
[初めて主役に抜擢された役者の心情]
「え？この役って本当に主役なの？アイツの方が美味しくない？マジで？ねぇ、マジで？」 - ちょい役【ちょいやく】[役者]
- 出番もあまり無く、セリフもあまり無いor全く無い役。
基本的にまだ実力も経験も無い役者の為にあるような役。
稀に友情出演とかいって大御所などがちょい役で出演するパターンもある。
劇団の役者の数によっては出現しない可能性もあるので、考えようによってはレアモンスターに近い。
[劇団の役者事情]
役者の数が多い→脇役のセリフを1つくらい貰い、ちょい役出現。
役者の数が少ない→ちょい役消滅。脇役のセリフの1つに吸収合併。 - 2枚目【にまいめ】[役者]
- 一般的に美男子を指す。
上方歌舞伎の8枚看板で1枚目は主役、2枚目が美男子、3枚目に道化役の名前を書いたことが由来。
この看板は自己申告では背負うことが出来ず、他薦も必要とする。
[団長がしみじみと]
「ウチの劇団、上方歌舞伎だったら7枚看板かも。それも3枚目看板に名前がズラッと、みたいな・・・。」 - プロンプト【ぷろんぷと】[役者]
- 略して「プロンプ」ともいう。むしろ良く使用されている。
セリフや動きを忘れた役者にそれらを教えてあげること。
その係りの人をプロンプターという。
毎回プロンプを用意すると役者が依存症を患う可能性がある。
[プロンプでありがちなひとコマ]
役者「・・・・・。」
プロンプ「明日また会おう、です。」
役者「・・・・・・。」
プロンプ「明日また会おう、ですって！」
役者「いや、今のは間を取ってたんだけど。」 - 役者【やくしゃ】[役者]
- 舞台上で演技をする人。性格に難のある人が多い。
虫のように明かりに集まる習性があり、ピンスポ・サスが大好き。
[役者の心の声]
「見て！私を見て！！！」 - 脇役【わきやく】[役者]
- 略して「脇（わき）」と言うこともある。
主役に対してアクシデントを発生させる方々。
ストーリーの起承転結が産まれるのは脇役がいるから。
主役の苦悩とは対照的に好き勝手やれることがあるので意外と楽しい。
[全脇役が思っていること]
「このストーリーは俺（私）がいるから成り立ってるんだよな。」